始めに

四国遍路  平成 一六年 九月 撮影
 百回結願を夢に見て 

40年近く、札所の寺の門前で生活しておりまして
春の訪れと共に、我が家の前を遍路バスが行き交っていました。
私は「 鈴の音」 は大好きでしたが、お遍路さんの姿には、
何かと 「反発」 を感じておりました。
義父の亡くなった時も、「姑 と主人」 二人供養の為にと
遍路へと旅立ちましたが、私は行きませんでした。

行き始めた 動機は?と聞かれましても、主人の
退職が、きっかけで有ったか?自分に問い返しても
答えは、返ってきません!

主人も ひよんな 事から仏像彫りに興味を持ちまして
現在は、三十体位を完成しています!
ありがたい事に、人伝に聞いた方々が、木を沢山
下さいます。

七九番 天王寺さんでは 行く度に奉納してほしいと懇願されまして
主人もついに、昨年春に「 十一 面観音」 さんを奉納しました。
前佛と言う事でしたが、ご本尊様の横に置いて下さいまして
副住職さんが、わざわざ案内して下さり秘仏のご本尊様も拝見さして、
下さいました。

昨年は、娘婿が医院を開業しまして 「 毘沙門天 吉祥天 大黒天 弁財天」
を医院繁栄の為にと、待合室に飾ってあります。

仏像が仕上がりますと、主人が写経を入れまして、八十八個所を持って
巡礼に行きます。

お陰様で ズブの素人の趣味で始めた仏像が、今年は放送美術展に入選
しました。

巡拝していて、 ご利益はありましたか?霊験は?とよく聞かれますが、
至って、無信仰な私には お大師さんのお姿も お声も聞いた事は
ありません。

主人は 「元気に旅行に行ったり」 「巡礼に行ける」 のが何よりの
ご利益だと、常々申してますが 私は 「フアイト」 を貰ってます!

とかく、年を取っていきますと、気弱になります。

八十歳や九十歳 位の方々が意欲的に元気に、歩いて姿を
見ますと私も、見習わなければと、元気をもらいます。

早朝四時頃に出かける時は、 「しんどいな」 と何時も
思います。が帰って来ると何時も、心穏やかな自分が不思議に
思います!

お陰様で娘二人共幸せに、良い婿に恵まれて他人から
見ますと、きっと私の生活は羨ましいと思うでしょう!

私は ほんの少し娘達二人が私の希望に反して長男と
結婚した事が不満・・・・

今後共私共二人はきっと 元気な間は遍路へと出掛けるでしょう!